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さて、この曲はなんて言ってるのだろう

英語は苦手ですが、洋楽を和訳しながらあれこれ意味を調べたり考えたりするのは好きなので、その勢いで書いています。意訳と偏見だらけですが、ご容赦ください。

Singin' In The Rain | Umbrella / glee

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Lyrics&訳

(Uh-huh, uh-huh) Chill, Holly

(Uh-huh, uh-huh) Good girl gone bad

(Uh-huh, uh-huh) Take three... action!

(Uh-huh, uh-huh) Woah!

 

寒いな、ホリー

あんな良い娘が塞ぎ込んでる

準備はいいか……始めよう

さあ

 

You have my heart

And we'll never be worlds apart

Maybe in magazines

But you'll still be my star

Baby, 'cause in the dark

You can't see shiny cars

That's when you need me there

With you, I'll always share

'Cause I

 

あなたが頭から離れない

住む世界が違うなんてことない筈

雑誌に載ることになったって

あなたは私の輝く星なの

暗いわよね

磨かれた車も光らないぐらい

私が必要じゃないかしら、こんな時は

いつだって、私の隣は空いているわ

だって… 

 

I'm singin' in the rain (We'll shine together)

Just singin' in the rain (We'll be forever)

What a glorious feelin' (Be a friend)

I'm happy again (Stick it out 'til the end)

I'm laughing at clouds (More than ever)

So dark up above (We'll share each other)

I'm singin', singin' in the rain (Umbrella)

You can stand under my umbrella (Ella, ella, eh eh eh)

Under my umbrella (Ella, ella, eh eh eh eh eh eh)

 

僕はこの雨の中(二人で輝きたいの)

傘も差さずに歌うんだ(ずっと一緒に居ましょう)

なんて素晴らしい気分なんだ(友達で構わない)

ああ、今日も幸せだ(最後まで傍を離れないで)

雨雲なんて笑い飛ばそう(もっと、いつも)

空がこんなに暗くても(私の隣はあなたが居られるよう)

僕は歌う、雨に打たれて(一つの傘を分け合うように)

一緒にこの傘に入りましょうよ

そんなところで濡れたままでいないで

 

These fancy things

Will never come in between

You're part of my entity

Here for infinity

When the world has took its part

When the world has dealt its cards

If the hand is hard

Together, we'll mend your heart

'Cause I

 

飾り立てたものなんて

私たちの間には存在しない

あなたは私の中の大切な一部

限りない大きさのね

運命が何か仕掛けてきた時

あなたにカードを突き付けた時

もしそれが良くない目なら

一緒に居るの。あなたの支えになりたい

そう、私は……

 

I'm singin' in the rain (We'll shine together)

Just singin' in the rain (We'll be forever)

What a glorious feelin' (Be a friend)

I'm happy again (Stick it out 'til the end)

I'm laughing at clouds (More than ever)

So dark up above (We'll share each other)

I'm singin', singin' in the rain (Umbrella)

 

雨に歌えば(一緒に居ましょうよ)

ただ歌うだけで(この先ずっと)

いい日じゃないか(恋人じゃなくても)

僕は充分幸せだ(ずっと寄り添って)

雨雲なんて気にしない(今までよりもっと)

空が暗くても構わない(あなたの隣は私でありますよう)

ただ歌いたいんだ。この雨の中(一つの傘を分け合うように)

 

You can stand under my umbrella (Umbrella)

Ella, ella, eh eh eh (Just singin' in the rain)

Under my umbrella (What a glorious feelin')

Ella, ella, eh eh eh (I'm happy again)

Under my umbrella (I'm laughing at clouds)

Ella, ella, eh eh eh (So dark up above)

Under my umbrella (I'm singin')

Ella, ella, eh eh eh eh eh eh (Singin' in the rain...)

 

私の傍に居てもいいの(傘なんて)

雨が冷たいでしょう(そんなことない、歌っていられる)

一緒の傘で雨をしのぐの(僕はとてもいい気分なんだ)

雨に慣れてしまわないで(いや、充分幸せなんだ)

私の隣なら濡れずに済むわ(僕を濡らす雲なんてどうってことない)

強がってないで(こんなに暗くても大丈夫)

二人で一緒に居ましょう(歌いたい程嬉しいんだ)

雨が止むその時まで(この雨の中でさえ)

 

It's rainin', rainin'

Ooh, baby it's rainin', rainin'

Baby, come here to me

Come here to me

It's rainin', rainin'

Ooh, baby it's rainin', rainin' (More than ever)

Baby, come here to me

Come here to me

 

雨はずっと降ったまま

ねえ、まだまだ降り続けるわ

こっちに来て

私の隣に

今日は雨。ずっと雨

ほら、止みそうにないわよ

だからそんなところに居ないで

私の傍に来てちょうだい

 

It's rainin', rainin' (I'm singin' in the rain)

Ooh, baby it's rainin', rainin' (Just singin' in the rain)

Baby, come here to me (What a glorious feelin')

Come here to me (I'm happy again)

It's rainin', rainin' (I'm laughing at cluods)

Ooh, baby it's rainin', rainin' (So dark up above)

Baby, come here to me (The sun's in my heart)

And I'm ready for love

 

ねえ、土砂降りなのよ(いいね、最高の気分だ)

分かってる?ずぶ濡れじゃない(もっと声を上げて歌おうか)

早くこっちに来て(こんな気持ちになるなんて)

濡れたままじゃいけないわ(僕はなんて幸せなんだ)

こんな雨なのに(こんな雨だけど)

こんなに暗い日なのに(こんなに暗い日だけど)

ねえ、私の傍は空いてるのよ(僕の傍には太陽がいるから)

あなたが好きなの(君が好きなんだ)

 

My umbrella

My umbrella

My umbrella

My umbrella

 

この傘の下

一つ傘の下

雨の中でも

寄り添いあって

 

この曲について

 往年のミュージカルの名曲「Singin' In The Rain(邦題:雨に唄えば)」と、リアーナ(Rihanna)の「Umbrella」の2曲のマッシュアップです。

 多分、マッシュアップという物の嗜好としては、音楽的に混ぜ合わせた際の面白さや、うまくハマった感を楽しむものだと思うのですが、折角なので歌詞もマッシュアップしたなりの解釈があってもいいなと思って、今回チャレンジしてみました。

 

 この曲の主人公には、少なからず想っている人がいるようです。そして、その人の傍に居たいようなのですが、素直になれないのか、そこに何か口実を欲しがっているように見えますね。そして、その口実の一つとして、雨が降ったとき、隣を空けて傘を差していれば、その人が入ってきてくれるんじゃないかと期待します。

 

 しかしそんな想いをよそに、相手は傘に入るどころか、何故か雨に濡れながら嬉しそうに歌っています。濡れた体も、陽の光の射さない空も気にすることなく、ただひたすら降る雨に身を任せています。これは、主人公にとって当てが外れたシチュエーションでしょうね。

 

 主人公は、もしかして相手は気を使うか何かして、自分の傍に来ることに気が引けているのではないかと気を揉み、相手に自分の隣空いてるよとしきりに呼びかけますが、相手は意に介しません。この主人公と、その主人公が思うような行動を見せてくれない相手とのすれ違いが長いこと続きます。

 

 しかし最後、この主人公は相手から思わぬ事実を告げられます。相手がこの冷たい雨の中でも平気でいられるのは、そしてこの陽の光の見えない日でも笑い、歌っていられるのは、心にいつも太陽……つまり君がいるからだと思っていてくれたことが判明します。そう、実はこの二人、相思相愛だったということになります。

 

 総じてみると、片や相手が辛い時や苦しい時に、傍に居て支えになれるような存在でありたいと願った主人公。そしてもう片や、君がいてくれるならどんな辛いことや苦しいことがあってもなんてことないと、自分の愛の大きさを一生懸命に伝えていた相手。そんな二人のちょっとした愛情表現のすれ違いを描いた曲に仕上がっているように思えます。

 

 ……なかなか面白いですね、このマッシュアップ

 

 さて、この曲は先述した通り、Singin' In The RainとUmbrellaの2曲のマッシュアップで、アメリカのドラマ「glee」のシーズン2にて、シュー先生とホリー先生(そして一部アーティ)によって歌われた曲です。

 

 ドラマの中で、雨に唄えばが大好きなシュー先生が、なんとか生徒たちにもこの曲を気に入ってもらいたいと思うのですが、彼らにとっては古臭いと敬遠されてしまいます。そこでホリー先生に、彼らにも受け入れられるようにモダンに出来ないかと相談した結果できたのがこの曲なのですが……いや、雨に唄えばがこんなにカッコ良くなるなんて夢にも思いませんでした。また、訳してみて思ったのですが、歌詞もうまい具合にミックスされていますね。もともと大好きなナンバーでしたが、改めてgleeの曲の中では1番のお気に入りです。

 残念ながらCDには収録されておりませんが、レコチョクでダウンロードできますので、是非どうぞ。

 


GLEE - Singing In The Rain/Umbrella (Full Performance) (Official Music Video)

 

 なお、それぞれのオリジナルはこちら

 


Singing In The Rain - Singing In The Rain (Gene Kelly) [HD Widescreen]

 


Rihanna - Umbrella (Orange Version) ft. JAY-Z

 

 このサイトでは、極力原曲を中心に御紹介し、アレンジやマッシュアップの類は取り扱わないつもりだったのですが、実はつい先日、都内で開かれたトニー賞公認の受賞記念コンサートにて、シュー先生ことマシュー・モリソンを生で見る機会を得ることができまして、それがきっかけで今回例外的に御紹介させて頂きました。

 

 いやー!だって素晴らしかったんですよ!歌もダンスも!そのうえ、心の中でSingin' In The Rainを歌って欲しいなぁと願っていたら、オリジナル版でしたが本当に歌ってくれたんですよ!これはもう、なんかやらなきゃと……

 

 ただ、今回訳してみて良かったなと思います。歌詞もこんなうまい具合に混ざるとは思ってもみませんでした。gleeのアレンジを担当された方々、改めて凄いなと思います。

 

訳、言葉について

 最初に出てくるGood girl gone badは、さてどう訳したもんでしょう。そもそも、文法的にbe動詞や助動詞haveが無い状態で、過去分詞goneが出てくるのは有りなんでしょうか(文法を持ちだすのは好きじゃないんですが……)。今回の場合は、とりあえずhasが省略されていると勝手に解釈して訳しています。

 

 Fancyはこれ単体で使うと「空想的」とか「思いつき」となりますが、Fancy thingとなると「装飾的な物」という意味合いで捉えられるそうです。Fancy単体の意味から考えるに、恐らくもう少し突っ込んで言うと「飾りだけで中身のない物」というニュアンスも含むかなと思います。

One Love / Bob Marley

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Lyrics&訳

One Love. One Heart

Let's get together and feel all right.

Hear the children cryin' (One Love)

Hear the children cryin' (One Heart)

Sayin' give thanks and praise to the Lord and I will feel all right

Sayin' let's get together and feel all right. Wo wo-wo wo-wo

 

愛が一つ。心が一つ

だったら集めて沢山にしよう。そっちの方がいいだろう

ほら、子供達の鳴き声が

君の耳に聴こえてきたら

教えてあげよう。主を讃える心があれば、きっとこの先大丈夫だよって

言ってあげよう。一緒にいれば寂しくないよって

 

Let them all pass all their dirty remarks (One Love)

There is one question I'd really love to ask (One Heart)

Is there a place for the hopeless sinner

Who has hurt all mankind just to save his own beliefs

 

一度罪を犯したら、その人はもう終わりなのかな

教えてくれないか。僕はまだこの問いに答えが出せないんだ。

この世のどこにも、咎人の居場所は無いのかな

その咎は信じる者の為の、仕方がなかった物だとしても?

 

One Love. What about the one heart? One Heart

What about - ? Let's get together and feel all right

As it was in the beginning (One Love)

So shall it be in the end (One Heart)

All right.

Give thanks and praise to the Lord and I will feel all right.

Let's get together and feel all right.

One more thing.

 

孤独な愛。愛だけじゃないな。心も独り

だったら、皆で寄り添おう。そうすればきっと温かい

初めからこうだったみたいに

終わりを迎える日までずっと

そうさ

主にこの喜びを伝えよう。きっと気分も落ち着くさ

さあ、みんな一緒に集まろう。誰かがいれば怖くないよ

 

Let's get together to fight this Holy Armagiddyon (One Love)

So when the Man comes there will be no, no doom (One Song)

Have pity on those whose chances grows thinner

There ain't no hiding place from the Father of Creation.

 

皆心を一つに合わせて、この聖戦を生き抜こう

絶望なんてすることない。神様がきっと味方する

恵まれることの無かった人にも、その救いの手を差し伸べよう

例えこの世の何処に居ようと、彼は皆を見ているよ

 

Sayin' One Love. What about the One Heart? (One Heart)

What about the - ? Let's get together and feel all right.

I'm pleadin' to mankind (One Love)

Oh, Lord (One Heart) Wo-ooh

Give thanks and praise to the Lord and I will feel all right;

Let's get together and feel all right.

Give thanks and praise to the Lord and I will feel all right;

Let's get together and feel all right.

 

一つの愛を高らかに。その一つの心も重ねて

皆で叫ぼう。こっちにおいで、一緒に居れば笑顔も生まれる

心の底からお願いするよ

主もこの声を聴いてくれ

今ここにいることを喜び合おう。僕はそれだけで嬉しいんだ

一人一人が集まれば、だんだん気持ちが楽になる

今生きていることを讃え合おう。もう、恐れる物など何も無い

一人一人が寄り合えば、ほらもう寂しくないだろう

 

この曲について

 前回の、聖書をからかったと思われる曲からは一転して、ちょっと宗教感の強めのチョイスとなりましたが、世の中の行き場を無くして彷徨っている人たちに対して、居場所が無いなんてことない、独りになることないと呼びかける歌です。そして一方で、独りの人を独りのままにしておいてはいけないと、周りに呼びかける歌でもあります。

 

 この歌は、曲調こそ明るくてゆったりと軽快な調子ですが、のっけから、罪を犯した者はただ世の中から捨てられればそれで良いのかと鋭く問いかけます。そして、彼らは彼らなりに大切な物、守るべきものがあり、その為に否応なく手を汚さざるを得なかった、まずそこを理解してあげるという道はないかということを伝えています。

 

 そして、そんな理解が得られていない人たちを例えた言葉が「One Love」であり「One Heart」なのかなと思います。つまり、愛も優しい心も持っている、けど不運にも孤立してしまっている人。という表現かなと。しかし、そんな人たちも集まれば、必ずTwo LovesになりFour Heartsになり……Many Loves、Many Heartsになりますね。愛も想いもいっぱいあったら、それはとてもいいことじゃないか……と、とてもシンプルな理屈を言っているように思えます。そして、そんなシンプルな考えだからこそ、温かみがあるように思えます。

 

 さて、この曲はボブ・マーリー(Bob Marley)によって1977年に歌われた曲です。ボブ・マーリーと言えばレゲエの神様ですね。このOne Loveも、レゲエ・ミュージックの代表曲の一つに思えます。特にジャマイカで愛されているようですね。

 

 色んな人に歌われている曲ですが、宗教的なメッセージ性も強く持っている為、ゴスペルクワイヤーを初め、人種を問わず様々なコーラス隊によってもよく歌われる曲です。肌の色を問わない世界を望んだボブ・マーリーとしては、そのように歌われることを望んでいるかもしれないですね。

 


One Love Bob Marley official video (HD)

 

 また、この曲はGleeのSeason2にて、パックとアーティのデュオで歌われます。刑務所から出所したパックが、善い行い(?)をしようとして彼女のいないアーティにナンパ指導を施しますが、その為の資金として寄付を募る為に歌ったのがこの曲です。過去の過ちなんて忘れてやろうぜというメッセージは、まあ確かにこの時のパックにはぴったりかもしれませんが、それを君自身が歌っちゃダメでしょう(笑)

 


glee - one love/people get ready full performance official music video

 

訳、言葉について

 Doomというのは、これ単体で「もう終わりだ」という破滅感を表す言葉ですが、いわゆる「最後の審判」という意味合いもあります。それにNoがついているので、「絶望することは無い」という意味合いで訳しました。

 

 Praiseは「称賛」と訳せますが、日常生活の中においてというよりは、どちらかと言うと特にこういった神様や王様を讃える時にこそよく使われるフレーズのような気がします。

 

 Pleadingは、Pleadの現在進行形で、「弁論する」「訴えかける」という意味から「嘆願する」という意味でも使われるそうです。今回は、この「嘆願する」のニュアンスを押し出して訳してみました。

 

The Weight / The Band

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Lyrics&訳

I pulled into Nazareth, was feelin' about half past dead

I just need some place where I can lay my head

"Hey, mister, can you tell me where a man might find a bed?"

He just grinned and shook my hand, "no" was all he said

 

ナザレに来たときゃ、俺は半分死にかけてたな

ま、せめて、横になれる場所くらい欲しいもんだと

「おい、ちょっとそこのあんた。ゆっくり眠れそうな場所は無いもんかね」

奴は俺の手を握り「んなもんねぇよ」ってニカッと笑いやがんのさ

 

Take a load off, Fanny

Take a load for free

Take a load off, Fanny

And you put the load right on me

 

積み荷を降ろせ、このぐうたらめ

持っててもいいが金にはならんぜ

そんな荷物は降ろすんだ

俺が引き受けてやるからよ

 

I picked up my bag, I went lookin' for a place to hide

When I saw Carmen and the Devil walkin' side by side

I said, "Hey, Carmen, come on let's go downtown"

She said, "I gotta go but my friend can stick around"

 

ドロンする為に鞄一つで彷徨ってたら

カルメンが毒物みてぇな奴と並んで歩いてるのを見ちまった

俺は言ったね。「おいカルメン。俺と一緒に下町にでも繰り出さねぇか」って

アイツは言ったさ。「行きたいわよ。でも相方が離れてくれないの」ってな

 

Take a load off, Fanny

Take a load for free

Take a load off, Fanny

And you put the load right on me

 

重かないか、ろくでなしさんよ

んなもん持ってても一文にもならんぜ

ここで降ろして行けよ

で、俺の背中にでも乗っけちまいな

 

Go down, Miss Moses, there's nothin' you can say

It's just ol' Luke and Luke's waitin' on the Judgment Day

"Well, Luke, my friend, what about young Anna Lee?"

He said, "Do me a favor, son, won't you stay and keep Anna Lee company?"

 

行け、モーゼ女史さんよ。もう、あんたが言うべき言葉は何もないだろ

彼の大いなるルカは、審判の日をただ待つのみなのさ

「なあ、ルカ。お前、残されたアンナはどうするつもりだ?」

奴は言ったさ「頼みがある。お前、あの子と添い遂げてくれないか」ってな

 

Take a load off, Fanny

Take a load for free

Take a load off, Fanny

And you put the load right on me

 

背中から降ろせ、お人よしめ

持ってったって損するだけだ

いいから降ろせ。降ろしてけって。

俺が持ってきゃいいんだろ

 

Crazy Chester followed me and he caught me in the fog

He said, "I will fix your rack if you'll take Jack, my dog"

I said, "Wait a minute, Chester, you know I'm a peaceful man"

He said, "That's okay, boy, won't you feed him when you can"

 

今度はイカれたチェスターが霧に紛れて俺を掴んだのさ

「この犬、ジャックってんだ。連れてかねぇか。オメェん家の棚を直してもいいぜ?」

俺は言ったよ「おいおい、チェスター。オレ様を一体誰だと思ってるんだ?」

奴は言ったさ「そうこなくっちゃ。なるべくで良い。餌だけは食わせてやってくれな」

 

Yeah, take a load off, Fanny

Take a load for free

Take a load off, Fanny

And you put the load right on me

 

ああ、そうだ、置いていけ。お調子もん

お前に必要なもんだけ持っていけ

重いだろ。降ろしていきな

俺が持つ分には構わないからさ

 

Catch a cannonball now to take me down the line

My bag is sinkin' low and I do believe it's time

To get back to Miss Fanny, you know she's the only one

Who sent me here with her regards for everyone

 

特急列車に乗せちゃくれないか。今すぐ連れてって欲しいんだ

俺の鞄も重くなりすぎた。まあ、そろそろ潮時だろうな。

何がって、帰るんだよ。アイツんとこに。知ってるだろ。アソコは最高だ

言ってみりゃ、俺はアソコからこうやって、お前らの目の前に遣わされたようなもんだしな

  

Take a load off, Fanny

Take a load for free

Take a load off, Fanny

And you put the load right on me

 

さあ、荷物を降ろせ、野郎共

そんな荷物は何の得にもならねぇ

そんなムダに重てぇモンなんてなぁな

俺に預けちまって楽になりな

 

この曲について

 今までの訳の中で一番苦労したかもしれません。いやはや何とも掴みどころのない曲ですね。軸になるメッセージは「気楽にいこうぜ」とか「重い荷物は降ろしてしまっても良い」と言った、しんどい心を楽にしてくれるものだと思うのですが、それを構成する各々の要素が何せ意味が深いんだか浅いんだか訳が分かりません。

 

 その最たるものが、固有名詞の多さですね。個人名(犬を含む)だけでも、カルメン(Carmen)、ミス・モーゼ(Miss Moses)、ルカ(Luke)、アンナ・リー(Anna Lee)、チェスター(Chester)、ジャック(Jack)、そしてミス・ファニー(Miss Fanny)と、7名も登場しています。

 

 そしてまた、妙に聖書に因んだ名前が見え隠れするのが、余計に色々勘繰ってしまいたくなりますね。1番に出てくるナザレ(Nazareth)と言えば、ナザレのイエス、即ちイエス・キリストに縁のある地ですし、ルカは使徒の一人、そしてアンナはそのルカの福音書の中に登場する人物です。

 

 ただ、とりあえず訳を進めてみて感じたのは、どうもこの曲は聖書の内容を引用したり、なぞらえたりしているのではなく、単に聖書をからかっているんじゃないかなと。使徒であるルカに対して、My friendなんてフランクに語り掛けてますし、予言者アンナと結婚してくれなどと頼まれますし、だいたい本来男であるモーゼの名前を取ってミス・モーゼって、どう考えても悪い冗談でしかないですね。

 

 それはさておき、各章に登場する人物は、何かしら皆悩みを抱えています。離れたくても離れられない悪友のおかげでどこにも行けないカルメン、娘(と思われる)アンナを残してこの世を去ろうとしているルカ、飼い続けられなくなった犬、ジャックの始末に困るチェスター。そんな彼らを縛り付ける悩みを、この主人公は「俺が肩代わりしてやる」と言って、彼らの悩みを預かり、心の負担を取り除いてあげます。

 

 この人々の心の重荷を取り除くと言う行動を見る限り、ナザレの地名から考えても、何だか主人公=キリストっぽい感じがしますね。

 

 ですが、です。この主人公、それらを引き受けすぎて重くなりすぎた自分の荷物も、それはそれで最終的にはミス・ファニーに肩代わりして貰えばいいやって思っているようですね。この辺り、ちょっとお気楽気質が見え隠れします。

 

 そして、じゃあこのミス・ファニーってのは何者かと言う話になるのですが、耳でミス・ファニーと聞けば、単に自分の悩みとかを聴いてくれる女性がいるんだろうなと捉えられると思います。ですが、ここは人名のFannieではなくFannyです。Fannyは、言ってしまえば「お尻」ですとか、ともすれば「女性器」を意味する名詞で、それにMissを付けて人名っぽくしていることになります。・・・なるほど、確かに彼をこの世に送り出した張本人ですね。

 

 しかしまあ、そうなるとこの主人公は何というか「色々しんどくなってきても、まあ、一発ヤってスッキリすれば忘れられるだろ」っていう、かなりのーてんきな考えの持ち主なんじゃないかなぁと。で、それが、人々の心の重荷を肩代わりして取り除くと言う、言わばキリストを彷彿とさせる行動とっている人とイコールとなるわけでして……まあ、多分ここが一番の聖書のおちょくりどころなのかなと。つまり、キリストが人々の苦痛を取り除いたのは本当かもしれないけど、高潔な精神を持っていたかは疑わしいもんで、むしろこんなケセラセラでお調子モンな性格が幸いして、たまたま人々の助けになっていた……って方が現実的じゃね?という、俗物的なリアリティを聖書に持ち込んだように思えます。なかなか罰当りな曲ですね。

 

 ただ、この曲のメッセージの軸は、先ほども書いた通り「重い荷物は降ろしてしまえ」です。ではその重い荷物とは何かという話になるのですが、ここでは恐らく、「良心」ですとか「モラル」、「善と悪の概念」といった物が特にそれに当たるのかなと思います。通常は美徳とされながらも、見方によっては心を縛りつけてしまい、思ったように身動きが取れなくなる。そんな既成概念を「The Weight」と題し、そんなものは一旦手放してみたら?と聴き手に伝える為に、敢えてその象徴となる聖書をからかって見せたのかも知れません。そう考えるとやっぱりそれなりに深い意味を持っているのかなぁと。考えすぎですかね。

 

 さて、この曲はザ・バンド(The Band)によって1968年にリリースされた曲ですが、翌年アレサ・フランクリン(Aretha Franklin)にカバーされており、どうもこちらの方が売れてしまったようですね。RESPECTと言い、この曲と言い、アレサが歌うと本家より売れてしまうと言う(笑)

 


The Weight - The Band (lyrics)

 


The Weight - Aretha Franklin (1969)

 

 本家こそ売れ行きはそこまで伸びなかったようですが、カバーしているアーティストはアレサだけに留まらず、様々なアレンジを施されて色んな人に歌われています。日本でも・・・あ、忌野清志郎さんが歌われてますね。(正確には、石田長生さん、忌野清志郎さん、三宅伸治さん、藤井裕さんの4人で歌われています)うーん、忌野清志郎さんがこの曲を歌うことに妙な納得感があるのは僕だけでしょうか……。

 

 曲の詳細な内容はともかく、生きてて何だかしんどくなったり面倒くさくなったりした時にはうってつけの曲なのではないかなと思います。

 

訳、言葉について

 まず、上記でFannyを女性器と訳しましたが、別の意味で「ろくでなし」とか「怠け者」とか「穀潰し」といった意味でも使われるそうです。なので、サビの部分のFannyは、こっちの意味で訳しました。

 

 Take a load for freeですが、普通に訳すと「タダで運んでくれ」という意味になります。が、これだと前後の文の繋がりが意味不明になるので、ニュアンスとしては「運ぶならタダで運んでいけ。金は払わん」という意味合いで捉えた方が自然かなと思います。そこから「運んだところで得にならないぞ」という感じに派生させてみました。

 

 3章にGo down Miss Mosesといフレーズが突然出てきますが、これはゴスペルソングに「Go down Moses(行け、モーゼよ)」という曲があり、恐らくこれのパロディーではないかと思われます。なお、Go downは「行け」の他に「控えおろう」のようなニュアンスも持っているようです。どっちで訳そうかと迷ったのですが、元ネタがあるパロディーであることを重んじて、前者を採用しました。

 

 また、同じく3章にWhat about young Anna Lee?という言い回しが登場しますが、What about ○○で「○○はどうだ?」とか「○○についてはどういう腹積もりなんだ?」というざっくりした問いかけに使えるようです。ThinkとかFeelとか使わなくていいんですねぇ……

 

 3章が続きますが、Do me a favorは、直訳すれば「私に親切にしてくれ」となり、それが転じて「頼みがあるんだが聴いてくれないか」というニュアンスに派生するようです。

 

 最後に出てくるCannonballは、一般的には大砲の玉ですが、特急列車を表す俗語として使われることもあり、今回はこちらかなと思います。

 

※2017/03/11 明らかな誤訳があったので訂正しました。

Book Of Days / Enya

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Lyrics&訳

One day, one night, one moment,

My dreams could be, tomorrow.

One step, one fall, one falter,

East or west, over earth or by ocean.

One way to be my journey,

This way could be my book of days.

 

一日、一夜、ほんの一瞬

私の夢はもう、明日にでも

一歩、一退、揺れる一事

東へ西へ、地も海も越え

一路、それが私の旅路

そして、綴られゆく一頁

 

(O la go la, mo thuras,)

(An bealach fada romham.)

(O oiche go hoiche, mo thuras,)

(Na scealta nach mbeidh a choich.)

 

繰る日々こそ、我が旅路なり

我が前に在るは遠き路なり

繰る夜もまた、我が旅路なり

其が物語、永遠に続かじ

 

No day, no night, no moment,

Can hold me back from trying.

I'll flag, I'll fall, I'll falter,

I'll find my day may be,

Far and away,

Far and away.

 

病める日、凍てる夜、惑える時も

挑む私を止められはしない

項垂れ、崩れ、心震え

その先にこそ我が日が在ると

遙か先まで

遠く先まで

 

One day, one night, one moment,

With a dream to believe in.

One step, one fall, one falter,

And a new earth across a wide ocean.

This way became my journey,

This day ends together,

Far and away.

 

一日、一夜、ただ一時も

私は夢を忘れはしない

一榮、一落、臆する一景

日々また新たな大地と海原

彼らと共に今日を終えよう

今この時も、これから先も

 

This day ends together,

Far and away.

Far and away.

 

彼らを綴って、筆を仕舞おう

来る明日もまた、その先もまた

頁が尽きる、その日が来るまで

 

この曲について

 一日一日を旅、そしてまた本の一ページになぞらえて、それらを綴っていくことで、自分の旅路を辿った一冊の本が出来上がっていく……というイメージを描いた曲だと思います。

 

 この主人公は、毎日を夢に向かって生きているようですね。しかし大事なのは夢だけではなく、その過程で訪れた様々な場所、目にした光景なども全てひっくるめて、自分を成すかけがえのない物であるとしており、それがこの曲のメインとなるメッセージではないかなと思われます。

 

 そして、この曲にはアイルランド語(ゲール語?)で書かれた部分があります。ここの内容自体は英語の歌詞と殆ど変わらないのですが、一点だけ違う所として、旅の終わりを暗示している一文があります。それが、Na scealta nach mbeidh a choich.という部分で、それぞれの意味は

 

Na scealta・・・その物語
Nach・・・~ではない(英語で言うnot)
Mbeidh・・・~だろう(英語で言うwill)
A choich・・・永遠に

 

となります。なので繋げて見ると「その物語は永遠ではないだろう」となります。このアイルランド語の部分は主人公の独白のような物だと思われます。なので、この主人公はいつか終わりが来ることをちゃんと分かっていて、しかしだからこそ、今日この日、この一時をかけがえのない物として捉えられているように見えます。恐らく、a new earth across a wide oceanの件は、同じことが繰り返されている日など一日も無く、全てが二度と自分の前に訪れることのない貴重な時であるということを言っているのではないかなと思われます。

 

 そう言った、自分なりの一日の瑞々しさが綴られて行き、遠い先、終わりの日が来た時、それが一冊の本として完成するところまでを心に描きながら、この主人公は夢を追い続けていくんでしょうね。

 

 さて、この曲は1991年にエンヤ(Enya)によって作られた曲で、アルバム「シェパード・ムーン(Shepherd Moon)」に収録されています。日本では、エンヤというと大体Wild Child、Only Timeの2曲に並んで、このBook Of Daysを思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。

 エンヤにしては珍しくテンポ速め、押し強めな曲ですね。己の旅を綴る一冊を描く曲だけあって、壮大さと豊かさが入り混じった感じの作りになっています。

 


Enya - Book Of Days (video)

 

 久々に持っているエンヤの曲を流し聴きしていてこの曲に当たり、軽い気持ちで訳してみようかと思ったのですが、中にアイルランド語があって焦りました(笑)残念ながらアイルランド語は全く分からないので、ここだけはGoogle翻訳大先生に教えを請うて訳を書いています。本当、Googleって凄いですね……

 

訳、言葉について

 今回は特に難しい表現や言い回しは無いかなと思います。
Flagは通常「旗」ですが、動詞として読む場合「疲れる」とか「しおれる」という意味になるそうです。風が吹いていない時の旗のイメージでしょうか・・・勿論、旗を立てるという動詞としても使用できます。

 

 なお、アイルランド語の部分はそれらしく古語っぽく書いていますが、あくまで雰囲気重視で書いただけで、正式な古語の文法は良く分かっていません(おい)