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さて、この曲はなんて言ってるのだろう

英語は苦手ですが、洋楽を和訳しながらあれこれ意味を調べたり考えたりするのは好きなので、その勢いで書いています。意訳と偏見だらけですが、ご容赦ください。

Everywhere You Look / Jesse Frederik

Jesse Frederic

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 Lyrics&訳

(Ahhh, ahhh, ahhh, ahhh)

Whatever happened to predictability.

The milkman, the paperboy, evening TV?

How did I get to living here?

Somebody tell me please!

This old world's confusing me.

 

何が起こるかなんていつも同じ

牛乳配達でしょ、新聞配達でしょ、あとは夜のテレビ?

何でこんなところで生きることになっちゃったの?

誰か教えてよ!

ありきたりな世界に頭がおかしくなりそう

 

Clouds as mean as you've ever seen

Ain't a bird who knows your tune.

Then a little voice inside you Whispers,

Kid don't sell your dreams, so soon

 

君は同じ雲しか見たことないじゃないか

君の歌を知らない鳥がいるじゃないか

君の中で囁く声が聴こえるじゃないか

君さ、そんなに早く夢を諦めるもんじゃないと

 

Everywhere you look, everywhere you go

There's a heart (There's a heart), a hand to hold onto.

Everywhere you look, everywhere you go

There's a place, of Somebody who needs you

Everywhere you look.

 

君が見る全ての景色、君が行く全ての街

そこには温かく受け止めてくれる人がいるよ

君が見る全ての大地、君が行く全ての海

そこには君を待ち望んでいる人がいるよ

君が見る全ての空にだって

 

When you're lost out there and you're all alone,

A light is waiting to carry you home.

Everywhere you look.

Everywhere you look.

(Chip-a-dee-ba-ba-dow)

 

もしそこで道に迷って独りになったら

そんな時は戻っておかえりって言ってもらおう

君が見る全ての場所で

君が見る全ての世界で

 

この曲について

 曲名だけではピンと来ないかもしれませんが、聴けば多くの人は解かる曲だと思います。そう、アメリカはもとより、日本でも長期にわたって放送された人気ドラマ「フルハウス」(Full House)のオープニングテーマです。

 

 この曲は2つの構成に分かれています。最初の5行までが第1パート、それ以降が第2パートです。

 

 まず第1パートは、子供の愚痴ですね。毎日同じことの繰り返しで、あっと驚くような感動もそうしょっちゅう起きるわけじゃない。こんな中で、何が楽しくて生きて行かなきゃいけないのか・・・とまあ、普段の生活に「慣れて」きてしまってきたお年頃なんでしょうね。そして、誰か教えて!と叫んだところで、第2パートに移ります。

 

 第2パートは、そんな子供を諭す誰かさんが登場します。毎日がつまらないのは、それは同じものばかり見ているからだよと。君のことを知らない人もたくさんいる。だから夢を簡単に諦めたりしないで、心のままに色々なものをみて、色々な所に行ってみればいいじゃないと言っています。そこにはまだ見ぬ人との出会いやふれ合いといった素晴らしいものが待ってる筈さと、元気づけていますね。

 そして、それを後押しするかのように、何かあっても、戻ってくれば出迎えてくれる温かい家族がいるよと勇気づけます。この「何かあっても家族がついているよ」というメッセージが、フルハウスの主題歌たるゆえんかなと思います。

 

 さて、この曲は1987年にフルハウスのテーマソングとして作られ、ジェシー・フレデリック(Jesse Frederic)によって歌われた曲です。曲作りには、フルハウスの生みの親、ジェフ・フランクリン(Jeff Franklin)も携わっているそうです。

 


Full House - Season 1 Opening

 

 そして、昨年の2016年にはフルハウスの長女DJが成長した後を描くスピンオフ「フラーハウス」が放送されましたね。こちらもテーマソングは同じこの「Everywhere You Look」曲なのですが、歌詞が大分変ったり増えています。そちらはまた時間があったら訳してみようかなと思います。

 

訳、言葉について

 一番苦労したのは、Clouds as mean as you've ever seenの部分です。Meanは色んな意味があって困る単語の一つで、最初は「意味する」で訳そうとしてしまった為、意味不明になってしまいました。今回の訳としては「等しい」とか「平均的」の意味で使用して、

 

 ・Clouds・・・雲

 ・as mean as ・・・~と等しい

 ・you’ve ever seen ・・・いままでずっと見ていた

 

 として、「雲は今まで見ていたのと同じようなのばかり」としました。

 

 ところで、この後のain’t a bird who knows your tuneは、素直に訳すと「あなたの歌を知る鳥などいない」となるので、この二つを続けて読むと

 

「雲は今まで見ていたのと同じようなのばかり」

「君の歌を知る鳥などいない」

 

と、大分ネガティブな歌詞となります(※ain'tはbe notとかhave notを崩した言い方です)。しかし、ここは前述の通り、愚痴を言う子供に対して「簡単に夢を手放してはいけない」と諭す場面です。なので、実際の言葉の狙い処としては

 

「君と一緒の雲は、今まで見ていたのと同じようなのばかり」→「だから違う雲を見に行こうじゃないか」

「君の歌を知る鳥などいない」→「だから教えに行こうじゃないか」

 

という、前向きな意思を裏に持ったフレーズだと思われます。なので、訳上ではそのようなニュアンスで書いてみました。

This Is The New Year / A Great Big World

A Great Big World glee

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Lyrics&訳

Another year you made a promise

Another chance to turn it all around

And do not save this for tomorrow

Embrace the past and you can live for now

And I will give the world to you

 

君が誓った決意、もう一年続けよう

また違う可能性も巡って来る

明日に備えるなんてやめとこう

この日まで生きて来られたことを誇ればいい

今、君に全てを捧げようと思う

 

Speak louder than the words before you

And give them meaning no one else has found

The role we play is so important

We are the voices of the underground

And I will give the world to you

 

前より一層大きく叫ぼう

皆が見落としている何かを伝えるんだ

僕らがやることに意義がある

そう、僕らは蓋をされた言霊だ

ああ、君の為ならなんだって出来るよ

 

Say everything you've always wanted

Be not afraid of who you really are

'Cause in the end we have each other

And that's at least one thing worth living for

And I will give the world to you

 

言いたかったことは何でも口に出すんだ

本当の自分を恐れちゃいけない

いずれ終わりが来るのは皆同じだから

これは生きる上で最低限の大事なこと

安心して。僕は全力で君の味方になる

 

A million suns that shine upon me

A million eyes you are the brightest blue

Let's tear the walls down that divide us

And build a statue strong enough for two

 

100万度、繰り返し昇る太陽

100万の、君を蒼く映しだす瞳

僕らを邪魔する壁などぶち破って

二人の強い絆の証を打ち立てよう

 

I pass it back to you

And I will wait for you

'Cause I would give the world

And I would give the world

And I would give the world to you

 

君から貰ったものを返す時が来たよ

そして、来たるべき時を待とうと思う

だって、信じることにしたから

全力で応援しようって思ったから

全てを賭けていいと思ったから。君にね

 

This is the new year

A new beginning

You made a promise

You are the brightest

We are the voices

This is the new year

We are the voices

This is the new year

 

さあ、新しい年の幕開けだ

これから始めるんだ

君の決意を

輝ける君を

伝えていく僕らを

これが夜明けにしよう

体中で叫ぼう

新しい年の始まりだ!

 

この曲について

 明けましておめでとうございます。という事で、ベタベタな選曲で始めさせていただきます。

 とはいえ、洋楽って割とクリスマスとセットでハッピーニューイヤーという物が多く、新年だけを切り取った曲ってあまり多くないような気がします。この曲は、そんな多くない曲の一つかなと思います。

 

 出だしから既に、かつての年にあったこととこれからの事が語られていますね。かつて起こした決意を実現するチャンスが、再び巡ってきた。この日までちゃんと生きて来られたことを胸に抱いて、明日のことは気にせずに全力で行こう!と言うのが1番の内容のようですね。

 

 続く2番では、今まで口にした言葉を、以前よりももっと大きく叫ぼうと言っています。そして、世の中の人に何かを伝えようとしているようですね。そしてそれは、普段は抑え込まれてしまっている言葉のようです。恐らくその内容は、マイノリティなものであったり、ともすれば異端扱いされてしまうようなことだったりするのではないか思われます。

 そして、1番の歌詞と合わせて考えると、かつて一度は失敗……つまり、世の中に自分たちの声は伝わらなかったという事があったようですね。

 

 3番ではそれを引き継ぎ、今まで言いたくても言えなかったことも全て口に出すべきだと言っています。ここでは「人はいずれは死ぬんだから」という言葉が出てきますが、恐らく所詮は人に大差はないという事だと思います。なので、ちょっと変わった意見、外見、在り方。そんなもので排除されるべきではないということでしょうね。そして自分で自分の存在を認め、周囲にも理解を求めようというのがここでのメッセージだと思います。

 

 さて、4番でいきなり抽象的になります。100万の太陽たちという表現は、恐らく幾度となく繰り返される毎日、我々を分かつ壁は偏見や差別、石像は理解や希望の象徴の事かなと思うのですが、100万の瞳……の件はなんでしょう?ここはちょっと文法的にも解釈しづらいと思うのですが……これは全ての人に等しく、youが「ある一つの色として映る」という所が、要となるメッセージでしょうか。つまり、The brightest blue=本当のyouとして、全ての人にあるがままのyouの姿が映る状況の事かなと思います(青色に何か特別な意味が込められているかの論議については今回は置いておくとして)。それこそ、色眼鏡のない状態ですね。これは、you自身と世界の両方が変わらないと実現しない難しい世界ですねぇ。

 

 そしてこのあと、youに何かを返すと言っていますね。つまりこの主人公は、かつてyouから何か貰ったということになります。恐らくですが、2番にあるWe are the voices of the undergroundという歌詞から連想するに、この主人公もyouもどちらかというと、変わり者とか異端者といった人であり、違和感を持って生きていたのではないかなと。そしてお互い出会うことでそれが変わり、初めてお互いを受け入れあえたというようなことがあったのではないかなと思われます。

 さてここで今までの歌詞に戻ってみると、特に2~3番で、自分たちこそが声を大にして何かを叫び、皆に何か伝えていく、その役割を担うべきだとしきりに言っていました。この何かというのは最後まで100%の明示はされていませんが、ここまでの内容を総合すると、「違う人同士理解し合う事」なのではないかなと思われます。そして、今年こそその元年になると言うのが、このThis Is The New Yearなのかなぁと個人的には思います。

 

 さて、この曲はA Great Big World(ア・グレート・ビッグ・ワールド)によって、2013年5月にリリースされた曲です。時期的に新年でも何でもないですが、どうもgleeのSeason4でのカバーが先に世の中に出て、それがヒットしてその後レコード契約が決まり、世の中にリリースされたという経緯の曲のようです。なので、実質は2012年に作られた曲と言うことになるでしょうね。

 この2012年はIan Alex(イアン・アレックス)とChad King(チャド・キング)がA Great Big Worldを結成した年でもある為、この歌詞の内容はもしかしたら自分達の門出を祝った曲でもあるかもしれませんね。

 


A Great Big World - This Is the New Year

 

 そして、上記でも紹介したように、この曲はgleeにて新生ニュー・ディレクションズのメンバーで歌われます。特にユニークのThis is the new yearのシャウトが印象的ですね。2015年の大晦日ではTwitterで、23時57分17秒になったらこの曲をスタートさせることで、ユニークのThis is the new yearのシャウト後のyeah!と共に年を越せますというツイートが出回りましたね。来年は是非お試しください。

 


"This Is The New Year"

 

訳、言葉について

 この曲で頻繁に出てくるGive the worldは、直訳では世界をあげるですが、意味としては全てを差し出しても構わないという覚悟を示す言葉になるそうです。

 

 あと、出だしのAnother yearは「もう一つの年」と直訳できますが、ニュアンスで言うと「もう一年」となるようです。なので、ここのニュアンスとしては、君が起こした決意をもう一年諦めずに続けてみようというような意味で捉えれば良いのではないかなと思いました。

Extraordinary Merry Christmas / glee

glee

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Lyrics&訳

It came into my dreams last night

A great big man in red and white

He told me that it's gonna be

A special year for you and me

Underneath the mistletoe

Hold me tight and kiss me slow

The snow is high, so come inside

I wanna hear you say to me

 

昨日、夢の中に現れたの

大きくて赤くて白い人

彼、こう言ったの。多分きっと

二人にとって素晴らしい年になるって

ヤドリギの木の下で

ギュッと抱きしめられてゆっくりキスして

外はすごい雪で、部屋の中に舞い込んで

あなたの一言をじっと待つの

 

It's a very very merry merry Christmas

Gonna party on till Santa grants my wishes

Got my halo on, I know what I want: It's who I'm with

It's an extraordinary merry Christmas

 

とってもとっても素敵で楽しいクリスマス

サンタがお願いを聞いてくれるまで楽しみましょう

私の天使様、そう、もう分かってるわ。それが誰だかね

今日は、いつもと違うクリスマス!

 

It doesn't come as a surprise

Who's been naughty, who's been nice

There's someone here for everyone

Another year has just begun

Silent night, not in sight

Sleigh bells ring until the bright

Hearts explode, here we go

It's all right there inside your eyes

 

突然やってくるわけじゃない

いたずら好きの奴に、イケてる奴

そんなアイツが皆に会いに来てくれてるんだ

そう、新しい年はもうすぐだ

静かな夜なんてここにはない

一晩中ソリのベルを鳴らして

心臓がハジケそう。さあ、またこの時が来た

目に映るもの全てがサイコーだ!

 

It's a very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

Gonna party on till Santa grants my wishes (Think he's knocking on my front door)

Got my halo on, I know what I want:It's who I'm with (It's who I'm with)

It's an extraordinary merry Christmas

 

最高に最高に素敵で楽しいクリスマス(去年もモチロン良かったけどね)

サンタがお願いを聞いてくれるまで楽しもう(もうすぐそこまで来ているかもね)

僕の天使様、そう、もう分かってるんだ。それが誰だかね

今日は、いつもと違うクリスマス!

 

Won't you meet me by the tree?

Slip away so secretly

Can't you see how this could be

The greatest gift of all?

 

あの木の下で会えないかな

ちょっとコッソリ抜け出してさ

君にはこれが見えないかな

全部ステキなプレゼントなんだ

 

It's a very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

Gonna stay with you till Santa grants my wishes (Think he's knocking on my front door)

Got my halo on, I know what I want: It's who I'm with (It's who I'm with)

It's an extraordinary merry

 

最高に最強に素敵で楽しいクリスマス(去年なんかよりもずっとずっと)

サンタがお願いを聞いてくれるまでここにいよう(きっとすぐそこまで来ているよ)

僕の天使様、もう間違いない。それが誰かってね

今年は、いつもと違う!

 

Very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

Gonna party on till Santa grants my wishes (Think he's knocking on my front door)

Got my halo on, I know what I want: It's who I'm with (It's who I'm with)

It's an extraordinary merry Christmas (Even better than the one before)

It's a very very merry merry Christmas (Even better than the one before)

It's an extraordinary merry Christmas

 

これ以上ないってくらい最高のクリスマス(去年のにも絶対負けない)

サンタさん、お願い聞いてくれないともっとハジケちゃうよ(もうドアの前まで来ているんでしょ)

私の運命の人。ずっと求めてた人。今私の目の前にいるの

今年は一味も二味も違うクリスマス(去年とは全然違うの)

最強に最高で究極に特別なクリスマス(去年なんか目じゃないさ)

誰にもマネできない素敵なクリスマス!

  

この曲について

 毎年クリスマスは訪れるけれど、今年はその中でも特別なクリスマス。だって自分の運命の人が誰だったか分かっちゃったんだから!という曲だと思います。

 高校生の恋人たちのクリスマスらしく、とてもファンタジックで、でもノリの良い内容ですね。夢の中で、サンタクロースが現れて、運命の人に会えると予言されたり、サンタが来るまでパーティーで騒いだりと、とりとめのない程にテンションの高さが伺えます。

 

 曲の1番にて、夢の中のヤドリギの下で相手に抱きしめられるシーンが有りますが、ここはレイチェル(女性パート)で歌われているのに対し、曲の後半ではブレイン(男性パート)が、相手をあの木の下で会えないかなと誘います。この木は当然ヤドリギの事でしょうね。夢の中の出来事が本当になるという、何とも魔法のような瞬間ですが、クリスマスなんだからそんなの奇蹟はあってもいいですよね。

 

 クリスマスの曲と言うと、ジングルベルのような子供向けの曲を除くと、結構しんみりしていたり、実は失恋の曲だったり、戦争と絡んでいたりする曲が意外に多く、今年記載してきたクリスマスソングもそういった物ばかりでしたが、この曲に関しては一切そういったものとは関係ないですね。ひたすら楽しくハッピーな曲となっています。

 

 この曲は男女デュエットなので、サビの部分を男女交互に歌っているところを想像すると、より一層楽しいクリスマスの風景が思い描けるのではないかなと思います。(実際はサビは一緒に歌っていますけど)

 

 さて、この曲は2011年にアメリカのFOXのドラマ、gleeのシーズン3で歌われたクリスマスソングです。何気にシーズン3では唯一のgleeオリジナルソングとなります。

 折角のクリスマスなのに、皆がイマイチ押しの弱い、暗かったり物静かだったりする曲ばっかり歌うもので不満を漏らすアーティに、レイチェルとブレインが披露した曲で、この曲を境にドラマの中もだんだんノリが良くなっていきます。

 


Glee - Extraordinary Merry Christmas (Full Performance) HD

 

 それにしても、歌詞には「去年よりもっと楽しいクリスマス」と合いの手が入りますが、よく考えるとこの年の前のgleeのクリスマスと言えば、おばさんの先生から靴を投げられるわ、フィンとレイチェルは気まずいわ、スー先生にツリーをズタズタにされるわで、ろくなことが無かったように思うのですが……。それに比べると、この年のgleeの皆は本当に楽しそうですね。勿論楽しいだけじゃなく、世の中の経済格差という問題にもちゃんと目を向けていますが、総じて充実したクリスマスになっていましたね。

 

訳、言葉について

 この曲のタイトルにもなっているExtraordinaryですが、これは「特別な」というニュアンスの他に「風変わりな」「突拍子もない」という意味があります。うーん、個性派揃いのgleeにはぴったりなクリスマスですね。

 

 my haloをどう捉えようかと思ったのですが、まずhaloは後光の事です。直訳すると、my haloでは私の後光となり、普通は自分の背後から光が射していることになるのではないかなと思いますが、恐らくこの曲においては、halo=「自分の目の前に現れた、後光の射している眩しい人」という意味合いがあると思われます。つまり、運命の人とか、自分だけの女神様とか、白馬に乗った王子様(古)のようなニュアンスで捉えれば良いのではないかなと思います。

 ※余談ですが、心理学で「恋は盲目」の状態をhalo効果と呼びます。ニュアンスの理解の一助になればと

 

 あと、Who's been naughty, who's been niceが良く分かっていません。直訳すれば「いたずら好きな人、良い感じの人」となりますが、これが歌詞の前後とどう関係するのかが今一つ読めませんでした。そういった仲間の事を指しているのか、或いは1年という物を擬人化して表現しているのか……

 

 なお、この後に続くのThere’s someone hereのsomeoneは、ちょっと特別な人とかスペシャルゲストのようなニュアンスを含んでいると思います。英語でsomeを使う場合「具体的に特定はしないけど、良い感じの何か」という意味が根底に含まれるようです。(結婚式のSomething fourなんかが良い例ですね)そう考えると、やっぱり1年を擬人化してるんでしょうか……ってことで、訳もその方向で訳してみました。間違ってたらゴメンナサイ。

Christmas Auld Lang Syne / Bobby Darin

Traditional

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Lyrics&訳

When mistletoe and tinsel glow

Paint a yuletide valentine

Back home I go to those I know

For a Christmas auld lang syne

 

ヤドリギやイルミネーションが

クリスマスやバレンタインを彩る時は

皆の元にちゃんと戻るよ。何て言うかほら、

昔っからクリスマスはそういうもんだろ

 

And as we gather 'round the tree

Our voices all combine

In sweet accord to thank our Lord

For a Christmas auld lang syne

 

皆ツリーの周りに集まってさ

皆の声を一つにしてさ

いい感じに響かせて祝おうじゃない

昔ながらのクリスマス式にさ

 

When Sleigh bells ring and choirs sing

And the children's faces shine

With each new toy we share their joy

With a Christmas auld lang syne

 

ソリのベルと歌声が響くと

子供達は大はしゃぎだよな

新しいオモチャ。それを見て元気を貰う俺ら

昔から続くクリスマスの風景だよな 

 

We sing His praise this day of days

And pray next year this time

We'll all be near to share the cheer

Of a Christmas auld lang syne

 

今日この日、皆で主を讃え歌おう

そしてこの時、来年のことを祈ろう

皆また、離れることなく喜びを分かち合えますようにって

この古き良きクリスマスが迎えられますようにって

 

In sweet accord to thank our Lord

For a Christmas auld lang syne

 

さあ、もう一回声を揃えて祝おうじゃない

クリスマスってものがあって良かったなって

 

この曲について

 ちょっとマイナーなセレクトかもしれませんが、聴いてみれば何のことは無い、蛍の光のクリスマスバージョンです。蛍の光は昔の時代を懐かしむ歌ですが、それをクリスマスに重ねることで、昔懐かしい友人たちとの大切な時間を、クリスマスと言うイベントが再びとりもってくれることへの感謝の歌だと思われます。

 

 1番の歌詞を見る限り、この主人公は故郷を現在は離れて暮らしているようですね。しかし、クリスマスとかバレンタインデーのような特別な日は、ちゃんと戻るよと言っています。これは悪い言い方をすれば、そういったイベントでもない限り、なかなか戻るきっかけが掴めないんでしょうね。確かに、理由も無くふらっと戻るというのは、大人になるとなかなかできないものですよね。なので、このクリスマスと言うイベントを、故郷に戻る一つの理由、言ってみれば言い訳にすることで、昔懐かしい、気の置けない仲間たちに再会しようとしているわけですね。

 

 で、いざ皆と会ってみれば昔と同じようた楽しいひと時が始まります。ワイワイ騒いで、みんなで一緒に飲んで歌って大笑いして……。そして、昔と違うこととして、自分にも皆にも、もう子供がいるわけで、皆それぞれにサンタさんに貰った新しいオモチャで騒いでいます。つまりこの場所には、昔の幸せと今の幸せが同居している状態になっています。これはもう最高の時間ですねぇ。そして最後にもう一度、こんな楽しいひと時を与えてくれた主とクリスマスにありがとうと言ってこの曲は締めくくられます。

 

 蛍の光のクリスマスバージョンと書きましたが、蛍の光はどちらかと言うと、一人でじっくりしんみり昔を懐かしむイメージですが、この曲はどうせ昔を懐かしむなら皆で一緒に懐かしんじゃおうという雰囲気ですね。曲調自体はしんみりしていますが、中は実際はどんちゃん騒ぎかもしれませんね。

 

 さて、この曲は1960年にBobby Darin(ボビー・ダリン)によって歌われた曲です。と言っても、僕がこの曲を知ったのは割と最近のことで、とあるクリスマスコンサートで初めて聴いた時は「あれ?蛍の光ってクリスマスの曲だったんだっけ?」と思いながら聴いてました。

 


Bobby Darin - Christmas Auld Lang Syne (1960)

 

 

 うっかりこの曲を何も知らずに聴いてしまうと、蛍の光=クリスマスの曲と信じられてしまうかもしれませんね。

 

訳、言葉について

 Auld Lang Syneで、日本で言うところの「蛍の光」の原題になります。これらは全てスコットランドの方言で、AuldはOld(古い)、LangはLong(長い)、 SyneはSince(ある時から)という意味だそうです。方言と聞くと、余計これらの言葉に人情味を含んだ温かみがありそうな気がしますね。

 

 また、yuletideは、クリスマスシーズンそのものを指す単語だそうです。1語である期間そのものを示せるというのは、やっぱりそれだけ特別な意味を持ったシーズンなんでしょうね。

 ただ、正直なんでこの後にvalentineが出てくるのかが良く分かっていません……そこまで特別なイベントでしたっけ?アメリカの方にとって。Syneとの韻踏みのためだけのチョイスなのか、一応それなりに意味があって書かれているのか……アメリカの伝統に詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。